受賞作品結果発表
■グランプリ賞・準グランプリ賞・プロデューサー賞・審査員賞*・スポンサー賞・入選の順に作品番号・作品名・作者名*を掲示しています。(*敬称略)■入選以外は賞が重複していることがあります。■入賞作品にはご自身による作品説明、審査員選以上の受賞作品には審査員による講評を記載しています。■審査員賞・スポンサー賞の賞品は、作品返却時にお渡ししますので、ご了承ください。(なお各企業様に協賛いただきました賞品は、会期中、会場内に展示しております。)
【総評】 辻中 達也 評
第一回シガタガゾウのアート展、『アケボノゾウ えかきうた』が受賞されました!おめでとうございます!
シガタガゾウのアート展には、小さいお子様から90歳代のおばあちゃんまでプロもアマチュアも!小学校やお絵かき教室や、地域のコミュニティのグループ参加もありました。個性豊かな多様性に富んだ、250点の応募がありました!おかげさまで、とても楽しくユニークなアート展になりました!3つの部門で、それぞれ最多得票数の3作品が候補に残りました。審査員の皆さんで検討した結果、やはり、このアート展は他のコンクールと違い、『シガタガゾウ』『アケボノゾウ』を世の中に楽しく発信して行くことが大切だ!との観点から、映像部門のこちらの作品を選ばせていただきました。オリジナルのえかきうたと、多賀町の自然とシガあけぼのぞう♪をユニークに表現されています!
えかきうたを歌いながら、みんなで楽しく描いていただければと思います。そして、多くの方々が多賀町に、シガタガゾウに会いに来て欲しいと思います。
『シガタガゾウのサトまつり』や『シガタガゾウのアート展』をとおして、180万年前にこの地に生きたアケボノゾウと、時空を超えて一緒に遊べることは、とても豊かな多賀町時間だと思います。
ワタシたちの地域の豊かさを、また次世代にワタシて行けるワタシたちでありたいと思います!来年も、楽しみにしております!
【平面の部】 大町憲治 評
一番多くの応募がありました平面作品!展示会場は色とりどりの優しい顔をした象達の集結です!
何より小学生を中心とした若い人たちの作品展示が微笑ましくて、とてもほのぼのとした気分になりました。 壁面では書道やパッチワークなどあらゆる分野の作品も見受けられ、会場内がとても華やかになっています。またテクニックを駆使したアートとしてレベルの高い作品も多くあり、見応えのあるアート展となっています…準グランプリを受賞されました槙 倫子さんの平面作品「わたしはわたしなの」は版画の技法を使い、既成概念にとらわれず思いつくまま自由に制作されていて、観ている我々も大らかな気持ちとなりました。この作品は審査員皆さんの評価も高く、感性と技術の高さに感心させられました。
大変意義のあるシガタガゾウのアート展・・・次回、どのような象達に出会えるのか今から凄く楽しみです。
【立体の部】 深田 充夫 評
第一回「シガタガゾウのアート展」の開催、心よりお祝い申し上げます。
今回の公募展は、国内初の天然記念物であるアケボノゾウ化石「シガタガゾウ」をテーマにした珍しい展覧会です。私の担当である立体部門には陶器、木彫、和紙、さらには異質な材質の組み合わせによる作品など、総数66点の多種多様な作品が出品されました。一般的に公募展といえば、作者の思い思いのものを自由に表現する事が多いのですが、「シガタガゾウ」という一つのテーマでこれだけの表現力や創造力が生まれたことに未来への希望を感じました。この展覧会が継続し、町の発展へとつながっていくことを願っています。
【映像の部】 喜多充 評
映像の部におきましては、応募総数250点中5点と、割合として非常に少なかったのですが、その5点がどれも力作で、甲乙つけ難い作品が寄せられました。本アート展開催にあたり、当初は映像の部門を設けるかどうか、悩んだ経緯がございましたが、最終的にはグランプリを映像の部から送り出すことに至り、本アート展の大きなトピックスの一つとなりましたことに興奮しております。
時間の芸術である映像ですが、応募の条件として、最大3分というルールを設けさせていただきました。平面や立体と違い、尺が長ければ長いほど情報を埋め込むことが可能ですが、3分という限られた時間でアケボノゾウをどう表現するか、またどんなストーリーを展開させて受け手を惹きつけるか、というところを課題といたしました。応募いただいた5点は、どの作品も見事にそれらの課題をクリアされており、短い時間でわかりやすく、更には視聴者をワクワク引き込む物語を描いておられました。そういった意味で、全体的にクオリティが高いと感じました。
賞金10万円【映像作品】
同時受賞:審査員【本川 達雄 賞】
C102
「アケボノゾウ えかきうた」
西村 有理
アケボノゾウの絵描き歌です。滋賀県の山々を思い浮かべて作りました。
進呈
『絵とき ゾウの時間とネズミの時間』本川達夫 文/あべ弘士 絵
『人間にとって寿命とはなにか』本川達夫 著
「アケボノゾウを描きながら、2023年3月」/えむらけ と票で接戦、しかしながら「世間であまり知られていない滋賀のアケボノゾウを、シンプルな絵描き歌にして、わかりやすく発信し浸透させる力がある」という評価から、最終的に他の部門の力作も抑え、グランプリ選出となりました。主催側の「アケボノゾウを広めたい!」という意図を汲み取り、ポップでキャッチーな絵描き歌を作詞・作曲、筆描きのアケボノゾウも極めてシンプルで、映像表現の特色を活かしてアート性、コマーシャル性、エンタテインメント性のいずれにおいても高い品質でアケボノゾウを表現してくださいました。悠久のロマンを、うまく現代にアウトプットしていただいたと評価しました。本アート展も、こちらのグランプリ受賞で新時代に相応しいアート展に押し上げていただいたと思います。おめでとうございました。
【平面の部】賞金1万円
同時受賞:審査員・深田 充夫 選
【ホルベイン賞】
B121
「わたしはわたしなの」
槙 倫子
誰も見たことが無い「しがたがぞう」、自由に描いてみました。そして版画の技法上、偶然性も手伝って「これってゾウなの?」てなる作品が出来ました。いやぁ、楽しかった!
「ぞうってこんなんちゃうでしょ?」と言われそうですが、いいの、いいの!この子が言うんです「わたしはわたしなの」って。
準グランプリを受賞されました槙 倫子さんの平面作品「わたしはわたしなの」は版画の技法を使い、既成概念にとらわれず思いつくまま自由に制作されていて、観ている我々も大らかな気持ちとなりました。この作品は審査員皆さんの評価も高く、感性と技術の高さに感心させられました。
【立体の部】賞金1万円
A107
「surface -アケボノゾウ、時空を超える-」
奥田 誠一
約180万年前に、滋賀県多賀の地に生息していたアケボノゾウが、時空を超えてよみがえります。作品の形態は、浮き上がる(surface)アケボノゾウのイメージです。素材は、日本のゾウなので和紙を使用。和紙の燃え残った断片を重ねて成型しています。表層(surface)で覆われた、中が空洞の構造です。表層の文様は、感情や堆積する時間やデータの渦を表します。今、アケボノゾウの生きた姿を見ることはできませんが、残った骨の化石が生前の姿や生態を示すように、燃え残った和紙の断片でその雄姿を表現しました。床面の円形は、展示会場のフロアと一体となり、立体となった頭部は中空で、その内部は無数の焦げ穴により会場空間と繋がります。今もアケゾノゾウは、私たちと共に在るのです。アケボノゾウも人も、限られた命の灯を精一杯燃えあがらせ、やがて消えていく存在ですが、共にその精神は、時空を超えて未来に繋がっているのだと思います。
この作品における奥田氏のコンセプトは作品を鑑賞する側に説得力を与え、現実から時空をこえた浪漫の世界へ導かれていくような感覚になりました。独自の技法である和紙の燃え残った断片を重ね成型されたアケボノゾウ。そこに、「生まれてくる形」と「時と共に風化していく形」が表現された明快な素晴らしい作品でした。
【映像の部】賞金1万円
同時受賞:審査員・喜多 充 選
【近江鉄道賞】
C101
「アケボノゾウを描きながら、2023年3月」
えむらけ
江村空な、江村海の、江村安海、江村耕市の家族4人で一緒にアケボノゾウを描きました。描きながらいくつかの会話とともに聞こえてくるいろんな音が録音されました。2023年3月の記憶と記録です。
ご家族でアケボノゾウの絵画作品を手掛ける様子を、ドキュメンタリータッチで撮影・編集し、完成に至るまでの過程をリアルに映し出されました。仲睦まじく、また高みを目指して議論されている様子も収められており、完成作品を応募せずにその作品を作る様子を作品として発表するという、新しい手法も含めて大変感心いたしました。一見、YouTubeにありがちな、描き方のHow toビデオにも見えますが、カメラアングルを作者目線にはせず、あくまで他者目線で絵画を見せ続けることにより、受け手のワクワクドキドキを煽る効果に繋がっている作品だと感じました。お見事だったと思います。審査員賞の「近江鉄道賞」も贈呈いたします。
B119 「黄金のアケボノゾウ」 山内 靖朗
世界中の人が美しいと感じれるアケボノゾウを描き、多賀アケボノゾウのアイコンとして世界中に発信するきっかけを目指して制作しました。
だからアケボノゾウもきっと黄金比で成り立っているだろう
というところからの発想がまず素晴らしい
一見かわいいゾウのイラストレーションに見えるが
下地にうっすらと黄金比を割り出した図面が描かれているのは
作者が建築家である所以だ
古来より自然物の多くはこの黄金比によって割り出されているという
建築家には常識であるこのルールをアケボノゾウの表現コンセプトにしていて
他の作品とはまったく違った切り口にまず拍手を送りたい
B120 「琵琶湖に遊ぶシガタガゾウ」 茨木市立太田中学校美術部一年
B28 「春はあけぼの」 はると さりい
B260 「おもいのつまった宝物」 岸本 結娃
アケボノゾウの化石がほぼ完全な状態で見つかったということは確かに非常な驚きだったはずですから、この絵は実際に発掘作業にあたった人々の気持ちをうまく表現できています。またこの化石は多賀の地にとっての宝物であるということが、化石に描かれた花柄のスクラッチでとても美しく表現されています。ここには隠し絵として象や足跡の模様も入って見る人を楽しませる要素もあります。
「おもいのつまった宝物」は沢山のひとの思いや表現の美しさやアイデアに満ち溢れた作品になっていると思います。
A05 「きらきらぞうさん」 山﨑 若葉
これは本来、永遠に本画の下に眠っているものでありそれを「発見」し、人の目に晒すのは化石の「発掘」に似ています。
文字の原野に象の化石(これも文字で出来ている)が埋もれており発見を待っているイメージを表現しました。
B254 「多賀の誇り」 宮川 昇大
滋賀県で発見された化石標本は、人間の活動が地球に与える影響や、環境保護に関する問題に関連しています。この標本は、かつて象や他の大型動物が地球上を歩いていたことを思い出させてくれます。しかし、人間による生息地への侵害や密猟などの要因により、他にも多くの種が絶滅してしまったのです。
「部屋の中の象」を無視しないように、動物と人類、自然が共生し続けるように。
前に学校の授業で館長から化石についてお話していただいたときに、多賀で発見された化石に興味を持ち、調べるとアケボノゾウと言う小惑星があると知って描こうと思いました。
クレヨンの上から絵の具を塗ってはじいたり、色の塗り方を工夫しました。
そして、多賀の花は「ささゆり」なので、周りにささゆりを描きました。
私は、この作品に多賀の魅力を自分なりに込めました。
そんなイメージを想像して作品にしました。
ササユリ←(多賀町を代表する花)
水引←(叶 多賀門の水引)
しゃもじのキャラ←(お多賀杓子、お多賀さん)
多く…喜び祝いました←(賀の意味が喜び。ことほぐ。)
など多賀にちなんだモチーフや言葉になっております。
多賀の地で蘇った奇跡のシガタガゾウ。夜がほのぼのと明けるころ、シガタガゾウの化石が元の姿に戻ります。体は湖のような透明感のある白、背中には石楠花とササユリの花が彩られた赤いマントを身につけています。あけぼのの空の下、嬉しそうに歩くシガタガゾウの姿を月が微笑みながら見守っています。ほら、目を閉じてみて。想いを寄せればその姿が見えてくるかもしれませんよ。
[制作について]
土台の材料に使った段ボールには温かみやゾウの皮膚をかもし出す凹凸があり、イメージが膨らみました。アケボノゾウの化石がシガタガゾウとしてが蘇ったらと思うとワクワクします!これから生まれるたくさんの伝説のひとつになれば嬉しいです。
A102 「象鼻器」 大原 千尋
そこで、やはり、鼻を作ろうと考えました。
象には、上唇が無く、鼻が上唇を兼ねているということ、長いはなの穴も二つ、手のような使い方が出来る事など、人間とは違う感覚なんだろうな、と想像し、もし自分に象の鼻があったらどんな感じなんだろうという思いを込めた形にしました。
A36 「ひょうたんからゾウ」 富永 光男
首の部分は弱いので内側で補強を入れ、ひょうたんの表面と台の木の部分は食物油コーティングしてあります。
ダンボールは8個あったので2作品できます。大きい面を2人ペア、側面を1人で描くことにしました。
1週目はネットで見つけたアケボノゾウの画像を見せながら。アケボノゾウが生きていた約200万年前の光景を想像して各自画用紙に絵を描きました。2週目はダンボール箱に。即興絵画で鍛えているので打ち合わせも下書きもなし、いきなり描いていきます。割り当てられた面積が小さいのにも関わらず、掛け合いのような制作光景が繰り広げられました。
A106 「ZOU3」 藤本 美歩
A116 「ロマンだ象」 大嶋 磨子
消臭ビーズを使って立体的に見えるようにしています。
オーディエンス賞
ご来場の方々の選出で決まるオーディエンス賞が決定いたしました!全250点の作品の中で、オーディエンスが選んだ3作品はこちらになります。おめでとうございます!!
入選
入選された方には、「シガタガゾウのヒト」認定証をお贈りしました。おめでとうございます!!
B02「ゾウさんがいっぱい」ちくちくQuilt倶楽部
古代、いろいろなゾウさんが仲良く暮らしていたであろう。多賀の自然の中で営まれる暮らしは、今も昔も変わらず、安らぎを与えてくれます。いつまでも共存共栄しますように。
B05「昔の自然アケボノゾウ」ヒガアユミ
昔生きていたアケボノゾウの親子が美しいすばらしい自然で暮している様子。太陽の光にかがやく水の前で子どものアケボノゾウと母のアケボノゾウがいっしょに自然を楽しんでいるようすです。
B08 新聞紙ちぎり絵「シガタガゾウはどんな色?」(2-2)富之尾福祉会(サロン参加者)
富之尾区で開催している地域サロン内で製作しました。80才以上のサロン対象者さんに新聞紙のカラー印刷部分をちぎって貰い、個々の好みでゾウの形に貼って貰いました。ちぎる作業・貼る作業共に手指の良い運動になりました。90才以上の方が数名おられ、細かい部分は困難な場面もありましたが各々ゾウの形になり良い色合いにできました。
B09新聞紙ちぎり絵「シガタガゾウはどんな色?」(2-1)富之尾福祉会(サロン参加者)
富之尾区で開催している地域サロン内で製作しました。80才以上のサロン対象者さんに新聞紙のカラー印刷部分をちぎって貰い、個々の好みでゾウの形に貼って貰いました。ちぎる作業・貼る作業共に手指の良い運動になりました。90才以上の方が数名おられ、細かい部分は困難な場面もありましたが各々ゾウの形になり良い色合いにできました。
B17「ぬくもり」咲本慧
あけぼのぞうが比較的小型な象であることから小柄な少女を描きました。2人は言葉を交わすことなく手の触れ合いや目線で会話しています。そこには2人だけの優しい世界が広がっています。ちなみに、ここに描かれている花はガーベラで花言葉は「希望」です。
B19「お多賀さん de アケボノゾウ」植村利恵
多賀大社のお多賀杓子でアケボノゾウを表現しました。多賀町にとって大切な2つの存在です。多賀町立博物館では、アケボノゾウについて興味深く楽しく学ぶことが出来ました。皆さんも是非訪れてください。
B32「幻想」柴田結菜
今度は、絵画教室で機会をいただき、描かせていただきました。背景を黒にすることでゾウを強調し、まるで夢を見ているような感覚になりました。力強く、優しい目をした彼らの迫力を感じていただけると幸いです。
B34「あけぼのを見るアケボノゾウ」渡邊惺
この作品は、アケボノゾウのひとみをかきひとみの中には、あけぼのがうつっている作品。枕草子の春はあけぼの ようようしく...のあけぼのは、日のでがのぼってきたところと言ういみで、夕方ではなく朝方をえがいています。そしてアケボノゾウのアケボノとあけぼのをかけています。
B36「キミト イツマデモ」稗島範子
“カイツブリ”が“シガタガゾウ”のいるところへタイムスリップ。2頭の想いをみとどけています。“カイツブリ”はもう一方の作品でも登場しています。そちらでは“化石発見”の情報を報告したもよう(背景の木々は両作品とも「メタセコヤ」のつもりで描きました)
B39「Bloom」白井理々花
どこに居ても咲けるように環境に適応して生きのびていくというのは、美しく感じられますが現実は過酷なものと思われます。しかし、いつの時代も太陽はのぼり、喜びや希望のひとときがあったからこそ生きられたのだと思います。そんなアケボノゾウたちの朝を想像しました。
B43「Maison AKEBONO」大平聡美
アケボノゾウは一体どんな姿だったんだろう?(もちろん復元された姿はあるのですが…)実はすごくおしゃれだったかも!?自慢の牙を際立たせる為、体は赤やピンク、青とカラフルだったり、ドットやストライプなど柄物も好きだったかもしれない。デニムやファーやレザーも着たかったかもしれない。キラキラのアクセサリーも付けたかったかも…そんな想像をかき立てるアケボノゾウを服屋に仕立てた作品です。
B45「鼻結び」重松里実
暗い地層に眠る、象の鼻をモチーフにしました。「ロープ状のものが結ばれている状態」が意図するものは、「象自身の過去と今」かも知れないし、「多賀の歴史と未来」かも知れないし、もしかすると「象とヒトとの出会い」かも知れない。自身が妊娠中であり、「大切な物と繋がるもの」「明るい未来へ繋がるもの」という点で、象の鼻と「へその緒」に共通点を感じました。また、結び目の緩やかな曲線は、何かを大事そうに抱え込んでいるようにも思えます。
B46「アシタガゾウが生存する世界線」[2連作品]坂本成志
もしもアシタガゾウが現代に生息していたら、という架空の世界を街のスナップ写真で表現しました。飛び出し坊やならぬアシタガゾウの看板が注意喚起しています。
B47「江戸の猿若町夜の町並み……うさぎとアケボノゾウの交代で1夜限りの夜を楽しんで……。」山脇敏子
月に居るうさぎと今夜はアケボノゾウと代わって江戸庶民最大の歌舞伎文化の町並みを楽しんで下さいというイメージです。
B102「アケボノゾウと海のキラキラ水面」廣野蒼衣
これは後に森、前に海の浜辺を想像してかきました。特に頑張ったところは海でアケボノゾウの足が水につかっているところとか、水が透明になっているところです。
B105「あけもどろだぞう!!」お祝かき希望世
あけもどろとは、沖縄の古語で、明け方の頃、朝日に染まりはじめた美しくも荘厳な様子を讃え表すことば。あけぼのぞう、シガタガゾウの第1回アート展の新しい幕開けを祝って、末なが〜く続きますように。
B107「多賀子姫への想い」YuKiE
180万年前に眠りについたアケボノゾウのココロが、いとしい「多賀子姫」を想いながら多賀を巡ってゆくイメージを七宝焼のコラージュで表現しました。多賀を象徴する風景や花、名物はそれぞれ独立したブローチやネックレスになっています。参考文献 : 『多賀町の自然・歴史・文化ー魅力あふれる物語ー』
B108「現代に甦るシガタガゾウ」松木昭洋
三重県四日市市に転勤で訪れた時に初めて出会った大きな化石がシガタガゾウでした。恐竜好きの私が偶然出会った象に目を惹きつけられて、しばらく眺めていた日を今でも思い出します。描いたのは、全身を正面から見たシガタガゾウの化石です。その時は現代に蘇ったような迫力がありました。当時を思い起こすヒカゲシダ(ヒカゲヘゴ)を描き、恐竜時代にタイムスリップしたかのような不気味な儚さを墨が下へ流れ落ちる背景にして、化石や葉は墨彩画で表現しています。左右の赤い球体は、お祝い事で使用する"くす玉"をイメージして、煌紅墨汁でオープニングセレモニーを演出しています。
B110「episode 0〜降臨」小原淳
ネガティブな空気が蔓延する日本列島。この現状を憂いたアケボノゾウの勇者:あけ、ぼの、ぞうの3頭が「エレファント3」を結成!滋賀県多賀町から日本を元気にするため時空を超え、今ここに降臨!!次回「episode 1〜再会」エレファント3の3頭が伝説の勇者と再会を果たす。
B116「From the past To the future」大六野正知
1993年 私たちの前に姿を現したアケボノゾウは、2022年に国指定天然記念物という宝物になりました。偶然の発見でしたが、国の宝になるという必然が約束されていたように感じます。このことを知っていたかのように 時を超え タイムマシンでメールが届きます。そこには「この宝を未来に引き継いで欲しい」という私たちへのメッセージが込められていました。そんなストーリーを思い浮かべながら、「From the past To the future (過去から未来へ)」という作品にしました。
B117「親ゾウと甘えん坊の 子ゾウだゾウ」close family
キャンパスにちぎり絵貼り絵で、シガタガゾウ仲良し親子を表現してみました。和紙、マスキングテープ、折り紙を少しずつちぎって張り合わせて作りました。3人(52歳49歳9歳)の合作なので、ちぎり方や色の使い方等それぞれ違っていて面白くできたと思います。
B123「180万年前の多賀の曙(アケボノゾウ想ゾウ図)」伊藤恭正
アケボノゾウが歩いていたであろう約180万年前の多賀町あたりの夜明け前の風景を想像して描いた水彩画です。「想ゾウ図」としたのはまさしく素人の想像の世界であり、古代象への想いからです。
B124「しが たがへ おいで とアケボノゾウ」伊藤恭正
アケボノゾウの全身骨格をモチーフに、化石のような雰囲気で「しがたがへおいで」という文字で構成した水彩画。ゾウの里多賀、多賀町立博物館に会いにきて欲しいという思いを込めました。
B125「文字ヶ原の象 ー雨ー」山本俊夫
屏風や襖の表地を剥がすと下張りが現れますが、戦前よりさらに古いものだと反故紙(廃棄された帳簿や台帳、書き損じなどの和紙)が使われています。反故紙が幾重にも貼り重ねられた下張りは筆文字で埋め尽くされ、あたかも文字の野原が広がっているようです。これは本来、永遠に本画の下に眠っているものでありそれを「発見」し、人の目に晒すのは化石の「発掘」に似ています。文字列を草木や雨粒などに見立て、文字の原野を行く象の影がしとしとと降る雨の中に消えてゆく情景を描きました。
B126「アケボノニ立ツ」立華圭
あけぼのの太陽を背に立つアケボノゾウ。"アケボノ"の言葉には柔らかな朝焼けのイメージがありますが、同時に"物ごとの始まり"の意味もあると聞きました。まだ始まったばかりの多賀の大地に佇み、今を見据える原始のゾウはどんな姿だったのだろう。そのような想像に思いを馳せながら描きました。下半身は地層で現しています。額には琵琶湖と多賀町のカタチの紋を入れてみました。
B134「多賀のアケボノ」堀川晴子
大昔、この多賀に栄えたアケボノゾウ。彼らはどんな風景を見ていたのでしょう。足元の野原にはササユリが群生していたのかもしれません。そして草原の中には、大きなケヤキの木が点在していたのかもしれません。はるかかなたの向こうに、もしかしたら琵琶湖が見えたのかもしれません。
B138「SDぞうs」岩田俊浩
SDGsとシガタガゾウを合体させました。シガタガゾウという地域資源を通じて、学習したり(4:質の高い教育をみんなに)や地方活性化(11:住み続けられるまちづくりを)(15:陸の豊かさも守ろう)について考える機会になれば良いなという思いを込めました。記載してあるサス多賀ブル(サスティナブル)はダジャレです。色鉛筆とマジック、クレヨンで描きました。背景は地層をイメージしています。
B139「アケボノゾウとアケボノソウ」神山義孝
アケボノソウは秋に咲くリンドウ科の植物です。秋、多賀の山に咲くアケボノソウは見事です。アケボノゾウとともに多賀を代表する花として大切にしていきたいですね!
B140「多賀はソウいっぱい!」神山義孝
多賀町で咲くソウがつく花たちを集めました。ゾウがつくのは「ヤブカンゾウ」だけでしたが、ソウがつく花はいろいろあることがわかりました。豊かな自然にめぐまれた多賀の環境を花たちからも教えてもらえます。
B148「ゾウの木②」ナミトタマキ
いつもの散歩道で見つけた象です。このアート展のおかげで気づかなかった象に出会えて嬉しいです。引き続き象の木を探していたら、今度は象の顔が!牙こそないですがこの小さめの耳は私にとってアケボノゾウです。
B155「白くなかった白い象」堀井たまみ
はるか昔、ガムシャラ国に、幸せを運ぶインドの象がいると聞きつけた。その象を一目みようと、長い長い旅にでた。やっとの事、これがその白象ですという所についた。??白象どこ?んー、どう見ても、想像していた白ではなかった。しかし、横の小象に触れて幸せな気分になったのでした。めでたし、めでたし。
B156「アケボノゾウをたすけてあげて!」山内柚依
ある日アケボノゾウは、げんだいにタイムスリップしてしまいました。すると、そこにいた滋賀県の多賀町の人たちが写真をいっぱいとっていました。すると、アケボノゾウは、だれかのケータイの中にはいってしまいました。だれか〜たすけてあげて!
B159「慈愛」稲垣有香
多賀町は行ったことはありませんが、こちらの公募をインターネットで知ったとき、描きたい直感が湧きました。アケボノゾウをそこで初めて知り、とにかくアケボノゾウの不思議な魅力に取りつかれていった自分がいました。多賀町を調べていくうちに、町の花がささゆりだということも知り、今回、アケボノゾウをささゆりで包み込むような構図で描きました。ささゆりがとても優しさを感じる花だったので、象を親子にし、タイトルを慈愛と名付け、愛が溢れる作品に仕上げました。画材は岩絵の具、墨を使用。
B202「水を飲みに来たアケボノゾウ」大橋隆之介
アケボノゾウが発見された所からワニの歯や、鹿が発見されて、ワニが発見されたということは、川があったと思ったので、水を飲みに来たアケボノゾウというタイトルにしました。特に見てほしいところは、アケボノゾウの大きさです。アケボノゾウはとても大きいと聞いたので、凄く大きくした所に注目して欲しいです。
B203「アケボノゾウの行進」大町辿
私のこの作品の見てほしいところは、ゾウを複数描きたかったため、ゾウの色の濃さを少しずつ変えてみたところです。私がこの作品で伝えたいことはアケボノゾウは昔このように朝から少しづつ少しづつ行進していたのではないかと思いました。その中で自然を丁寧に描くことで今はどんどん自然が減っていっているのだとこの絵を通して伝えたいと思いました。また、アケボノゾウが今もしかして生きていたのならこのような姿であったであろうと思いながら描きました。この作品の頑張ったところは朝日の時間帯を描きたかったため、背景はグラデーションで一部青空にすることで明るさも出せるのではと思いながら描きました。太陽は色鉛筆でテカリを出すようにぬりました。
B204「化石発掘に頑張る人たち」大道吉斗
なぜこのタイトルにしたかと言うとこの絵では、あけぼのぞうの化石を見つけるために人が頑張って見つけようとしてやっと見つけたと言う絵なのでこのタイトルにしました。見てほしい所は、化石を見つけようとしている人が見つけた時の顔に注目してほしいです。そして今まで苦労して化石採集をしてあけぼのぞうの化石を見つけたという今までの苦労を伝えたいです。
B206「アケボノゾウと散歩」木下紗菜
アケボノゾウがもし本当にいたら、アケボノゾウとふれ合いながら散歩したいという気持ちを込めました。また、昔のアケボノゾウはこんな感じだったのかなと思いながら作品を作りました。
B208「森を歩くゾウの親子」清水昭誠
この作品をどのように考えて作ったのかというとアケボノゾウはどのように行動していたのかは知らないけどゾウの親子が木の実を探して森を一緒に歩いているところを想像してこの作品を描きました。この作品の見てほしいところはゾウの親子が一緒に散歩をしているところです。理由は、ゾウが主役だからゾウをていねいに描いてどのような状況なのか読み取れるように描きました。だからそこを見てほしいです。
B209「時代を超えたアケボノゾウ」志連彩莉
約180万年前に生きていたアケボノゾウと今化石となってこの令和の時代を生きているアケボノゾウ、何100万年ものときがたって、今このアケボノゾウは姿を変えてこの時代に現れているという意味を込めました。見て欲しいところは地層と絵の中の世界線です。とくに地層は色を重ねて書いたのでそこに注目してほしいです。
B213「水を飲むアケボノゾウ」土田流衣季
今アケボノゾウが生きていて、アケボノゾウがキレイな川の水を飲んでいる姿を再現して、この所を見てほしいと思いました。アケボノゾウが生きていたらどんな生活をしていたのかを伝えたいと思いました。
B214「滋賀の宝!アケボノゾウ」中西誉
アケボノゾウを初めて見て大きいなと思ったので骨で書いてアケボノゾウを大きく強調して描きました。クレヨンで骨の下の土をぼかして下にあるように見えるようにしました。周りにある土は丸形で地層みたいにして上と横を端っこまで書いて、続きがあるようにしました。
B215「土の中に眠るアケボノゾウ」夏原里生
実際に発掘体験をしてみて、土の質感や骨の色などが良く分かりそのおかげで作品もよりリアルになりました。だから、土の色や骨の傷をよく見てほしいです。私の作品は化石が土の中に実際に眠っていたことから、土の中の様子を絵で表現しました。その形のまま見つかっていたら、すごいなと思ったので想像で書きました。
B216「ぞうの生活」馬場美音花
昔、ぞうがどんな生活をしていたのか想像して描きました。あけぼのぞうの化石発掘に携わっていた人のお話を思い出しながら絵の構図を考えました。木の葉っぱの部分を見てほしいです。
B218「動物園にはいったアケボノゾウ」樋田万紘
自分がこんな感じにした理由はもしも、今もアケボノゾウがいきていたら、動物園に入っていそうだったのでこんな感じの絵にしました。みてほしいところは一番デカい象です。なぜかというと、その象を一番デカくし動物園のなかのアケボノゾウの主みたいにしたのでそこをみてほしいです。
B220「もしも未来でアケボノゾウが生きていたら」増田陽
この作品は「もしも未来でアケボノゾウが生きていたらこんな風に暮らしていたらいいな」と思い想像しながら描きました。この作品で一番見て欲しい所は、子どものアケボノゾウが水を噴射しているところです。細かい水のところまで丁寧に描きました。未来でのアケボノゾウの想像の姿を想像しながら見てください。
B217「アケボノゾウの生活」濵辺琉世
アケボノゾウの生活を想像して描きました。 湿地帯はクレパスを使って、手で伸ばして描きました。川は、水の流れをリアルに出したかったので水で薄めた青色を薄っすら塗りその上から白色と黄色を混ぜた色で細く色を載せました。空は、水で薄めた青色の上から水を含ませない白色で塗りました。アケボノゾウは、絵具だけ塗りました。アケボノゾウが川に水を飲みに行く様子を描きました。
B222「戻ってきた多賀の宝物」三谷曖桜
多賀の宝物、あけぼのぞう・シカが今の多賀町に戻ってきて自然の中で過ごしている絵で、見てほしい所は、二匹のシカの体の色を、色鉛筆・絵の具でぬったりするのを頑張ったので、そこに注目して見てほしいです。
B223「この世にアケボノゾウがいたら・・・」宮田悠駕
ぼくが、作った作品はもしもアケボノゾウがいたら世界がどうなっているかを考えて作りました。ぼくが考えたのは、アケボノゾウが道路を横断して車に乗っている人が驚いている様子を表現しました。アケボノゾウの泥のつき方や、草のつき方を見てほしいです。
B224「アケボノゾウの散歩」八木美音
授業でアケボノゾウについてたくさんのことを学び新しい発見がたくさんありました。その中でもアケボノゾウがどういう風に生活していたのかが私は一番印象に残り、自分で想像してみました。アケボノゾウだけではなくゾウは集団で行動しているイメージが強く、川や池、湖の浜辺を歩いていると考えました。また、普通に描くと寂しいと思ったので子供のアケボノゾウも一緒に描きました。作品の中で、山のリアルさや、湖のグラデーションを頑張りました。また、アケボノゾウの体の色を均等にしたり、浜辺の色などにこだわったのでそこに注目してください。
B226「昔に生きたアケボノゾウ」柳本蓮音
私の作品のアケボノゾウと空をみてほしいです。アケボノゾウは頑張って書いたので見てほしいです。あと現実の空をイメージして色を塗ったので見てほしいです。私がこの作品を作っているときにもっとアケボノゾウが全国に広がってほしいなと思いました。理由は多賀の魅力だと思うし、もっと有名になれば多賀の人はもちろん発掘した人や、関係している人などもうれしいと思うからです。
B228「あけぼのぞうと光る夜」山本莉桜
背景の夜の月と蛍のひかり方を見てほしいです。外は暗くて月と蛍がとても輝いて見えるので暗いところも少し黄色くなっています。あけぼのぞうは親子で一緒にいるので家族と一緒に居られる幸せさや暖かみを感じられるあけぼのぞうにしました。地面は本物っぽくするためにクレヨンで塗りました。色々な茶色と緑、などの色を重ねてこすって塗っていきより本物っぽく塗りました。
B229「今に至るまで」横山花果
あけぼのぞうがいた頃と、化石になった今の様子を絵で表しました。見てほしいところは、地層です。習ったことを生かしてかきました。化石はあえてきれいに塗るのではなく、上から何回もぬって濃くしたり、すこし隙間をつくるなどより化石に見えるように工夫しました。あけぼのぞうが居た頃の地面の中にはアンモナイト化石もかいて大昔ということを表現しました。
B231「魔法の世界」一円麻那
見て欲しいところは、夜をイメージしたグラデーションの背景です。この世界は真ん中の木を通ると昔の世界から今の世界に行ってしまいます。空にはあったらいいなと思う星を書きました。
B233「生きていたころのあけぼのゾウ」今﨑美玲
ぞうが大きすぎないように、逆に小さくならないように工夫して描いた。色も自分で作ったりして、描きました。使ったのは、絵の具とクレパスです。クレパスでは、雲を描きました。それ以外のぞうや、土などは、絵の具で描きました。
B235「受け継がれる歴史」奥村真大
特に見て欲しい所は象の骨側です。白いだけじゃなくて、土がついている所をイメージして少し薄い黄色を付けました。木の部分は、クレパスで塗って、指で広げました。空のところも、グラデーションを使い、工夫して色を付けました。
B236「迫力あるアケボノゾウ」久保美空
アケボノゾウの少しにじませた所や薄く塗ったところなど濃くしたり薄くしたりゾウの体を少しザラザラに描くことを頑張りました。昔のゾウを表現しているので地面に落ちている細かい点を見てほしいです。
B241「ぞっぞう?あっ象!」田平修一
恐竜の化石の上をずしんずしんと歩いているところです。それと、げんしじんがぽつんと一人だけ立っているところです。土の中に陸・海で生きていた恐竜の化石を書いたところです。
B245「夜空の下を歩く象」夏原優衣
私が作品で見てほしいところは2つあります。1つ目に見てほしいところは、夜空の色です。元々、1つの色で統一しようと思っていましたが、下書きを描いてみたら少し見栄えが悪いかと思いました。その時に、グラデーションが良いのではないかと思い、もう一度下書きを描いてみたら、最初のよりよくなりました。夜空の色に使っている物は、クレパス、絵の具です。2つ目に見てほしいところは、象です。ペンで線をなぞっておらず、そのまま鉛筆で描いています。少し影をつけてみたりしました。色も、少し色が薄いところと濃いところがあります。
B246「独りぼっちの象」西澤恵愛
地球温暖化の中で仲間が絶滅してしまうかもしれないと思い悲しんでいる目にしました。プラスチックなども入れて今学習している日本の環境や地層も表現したので見てほしいです。
B247「自然で生きるゾウ」西䑓悠吾
生きていたゾウをイメージしてクレヨンと絵の具を合わせて空も地面もいい色を絵の具で作って書いたのでそこを見てほしいです。ゾウの水の再現をクレヨンの線を指でこすって絵の具で塗ったところも見てほしいです。
B248「私たちのアケボノゾウ」西林佑菜
描く場所によってぬる道具を変えたり、質感を出すために塗り方を工夫したりしました。アケボノゾウを化石と肉体半分にしたので、アケボノゾウの歴史を感じていただければと思います。
B249「神秘的なゾウ」西村啓汰
水に反射する影を見てほしいです。影の向きは反転させて書かないといけないので特に頑張りました。上手く出来たところは、空です。上から暗い色をぬって夜っぽさを表すことが出来ました。
B252「生きていた時の象」藤澤士幌
草のところにリンゴが落ちていて口に入れながら、川に行ってリンゴを食べながら、水を飲む。見てほしい所は川と草原を遠くにもあるようにした。手前から上に、細くしていって、遠くにもあるようにした。自分なりにグラデーションを頑張りました。後、むっちゃ遠くにある山も頑張りました。
B253「夜空の下のアケボノゾウ」松居優和
アケボノゾウの足跡や、水しぶき、夜空に光る、オリジナルのアケボノゾウの骨の星などにこだわりました。また、夜なので、青暗い色を使って草の周りをぬりました。海の水のぬり方も筆をぽんぽんと叩きながらぬったり、ぬりのばしたり、工夫してぬりました。アケボノゾウの色も、クレパスを使って手でぼかしました。
B256「多賀でつながる私とアケボノゾウ」宮下陽彩
多賀町のマークとユリの花で多賀を表しています。人とアケボノゾウが手と鼻をつなぐように見せるのを頑張りました。多賀町の自然豊かで、きれいな澄み切った青空を表現しました。人がアケボノゾウを見てワクワクしているような顔にするのが難しかったです。展示されているアケボノゾウと私たちは多賀町でつながることが出来ると絵で伝えたいです。
B259「今と昔の世界と姿」和田萌衣沙
まず、今の多賀は自然が豊かなので下の葉っぱや木の葉などを筆で本物に近く見せれるように点々で塗ったり、雑巾を使ったりして工夫しました。他にも、空のグラデーションや骨の質を表せるようにクレヨンを使うなどと今まで習ったことを生かして自分の思うままに丁寧に書きました。
B261「多賀町で発見!!アケボノゾウ」村岸美鈴
図書館に行くといつも見ているアケボノゾウの化石のお話を聞きました。多賀町で発見されて「すごいな」と思いました。先生といっしょに化石発掘をしました。本物は見つけられないけど、スチレンボードを使ってボンドで貼りました。土の中にいたので、茶色にしました。ボコボコした感じになるように、ティッシュを1枚ずつはがして、何枚もはりました。すぐにやぶれるので、大変だったけど、楽しかったです。最後に白色のローラーで化石発見をしました。ほねが出てきて、びっくりしました。本物みたいにできました。
B262「象のテラス」松林淑子
多賀小学校の「小さな写真館」というコーナーに毎月テーマを決めて、自らが撮影した写真を掲示し、その写真に関わるクイズをしています。アケボノゾウ天然記念物認定に伴い、展示した写真『象のテラス』の説明文の中に使った写真です。テラスは南北約300mにわたり、カンボジアにある遺跡アンコール・トム王宮の塔門に隣接しています。東面にあるゾウの彫刻にちなんで「象のテラス」と名づけられました。テラスは、12世紀末にクメール王により建造され、軍隊を眺望する基壇として使われました。象はカンボジアの人の生活に昔から欠かせない動物として大切にされてきました。アンコール・ワット遺跡の数々は、象によって運ばれた岩から造られました。現在、カンボジアに生息する象の数は激減しており、少数民族プノン族の協力のもとで、象を保護する活動が行われています。
A15「アケボノゾウ stegodon aurorae」小野隆久
この模型は多賀町立博物館で所蔵されている復元骨格を元に製作しました。骨格の復元において問題点が指摘されている肩甲骨の位置と寛骨の角度はアジアゾウを参考にしました。寛骨の形状は不明である部分も多いため、今回はぼかした表現としています。また、頭部を持ちあげるため首の後ろに付いている筋肉は従来の復元よりも発達していたと仮定しました。足裏の形状は足跡化石などの資料から判断しました。今回の復元製作は多賀町立博物館の小早川隆館長と阿部勇治学芸員に資料と助言をいただきました。ここに心より御礼申しあげます。
A35「春を待つ赤ちゃんゾウ」足立菊代
巨大なアケボノゾウに思いを馳せ、かわいい赤ちゃんゾウを制作しました。材料は手袋です。サッカーボールは綿を丸めました。♪ぞうさん ぞうさん お鼻が長いのね そうよ 母さんも長いのよ♪ながいお鼻を生かしました。早く春が来てみんなが幸せになりますように。
A39「象 meets 象」梅林尚子
太古の森でアケボノゾウ同士が出会った。鬱蒼とした木々の中に見えた姿。ひとりぼっちじゃなかった!呼びかけてみよう。なんだかちょっと体の色も模様も違うけど、それはそれ、違ったって嬉しい。そんなシチュエーションをグラスアートで表現してみました。
技法:グラスアート(フィルムステンド)
素材:アクリル板、カラーフィルム、リード線(鉛)
A40「湖畔の散歩」梅林尚子
琵琶湖のほとりを歩いていたであろうアケボノゾウ。波うつ湖面、青い三上山(近江富士)、遠くに見える伊吹山。空に浮かぶ月は、かつても今も変わらず、この地を照らしている。
技法:グラスアート(フィルムステンド)
素材:アクリル板、カラーフィルム、リード線(鉛)、ガラス絵具
A42「象のいる風景」堀川晴子
アケボノゾウの鼻と長い牙の向こうに、青い空が見えています。アケボノゾウが多賀で栄えていた時代から変らぬ青空が、今でも多賀の上に広がっています。リバーシブルのペンダントで、もう片方には象の鼻のしわが彫りぬいてあり、黒く染められています。
A43「『シガタガゾウと私たちの物語』"The Siga Taga Elephont with us on a Journey”」古川まさなり+D.よしひろ
ミクストメディアによるインスタレーション。シガタガゾウの鼻とダウン症の子ども(D.よしひろ)の作品やおもちゃ、本を展示。想像上の象に思いを馳せながら私たちの日常からアプローチしたドリーミーな小さな旅。
A105「日の目を見る。」村瀬由真
この作品は、人間の手によってアケボノゾウの化石が掘り出され、様々な人に知られ注目されている今の状況に焦点を当てて制作しました。化石を掘り出して見つけることを地球規模で考えると、改めて確率はとても低く稀であると思います。なので私は、化石が掘り出されたということに驚き興味を持ち、それを表現する作品を制作したいと思いました。なので初めに、日の目を見る確率の低さを表現するために、人間よりも小さいゾウを製作しました。そして、そのゾウを掘り出すことができた喜びを表現するために、人間の手が上に向くように作って大勢の人にゾウを見せている形にしました。その他に、制作前にゾウについて調べている中でゾウの皮膚の柄に魅力を感じ、人間の手にゾウの皮膚の柄を取り入れてみたら面白そうだと思ったので、私の中の遊び心も取り入れてみました。
A110「ユメヲタベルゾウ」田中葉月
このゾウはバクのように夢を食べるモチーフで考えました。この大きくふくよかで丸いお腹に夢や希望が詰まっています。その優しさや世界観を丸く優しい曲線美を使って表現しました。
A113「シガタガゾウの化石」きたがわゆか
シガタガゾウの化石を陶芸で表現してみました。手びねりで白と赤の土を交互につみあげて化石が埋まっている地層をイメージしています。多賀の地から化石が発掘されるリアル感を出したいと思ったので釉薬はつけずに焼いています。
A117「ぞうさんのおさんぽ」窪田鈴菜
もうすぐ4歳になる娘と一緒に作りました。少し親が誘導しましたが、葉っぱの配置や出てきた言葉はほとんど娘が考えました。作品の最後にアケボノゾウの特徴の一つである長いキバをどれにするか、頑張って探して『これがいいね♫』と大満足で娘が決めました。どれがキバか見つけてもらえたら嬉しいです★
A118「アケボノFamily」中川千枝子
多賀町の大地にアケボノゾウがたくさん揃いました。緑色の部分は多賀町の形です。赤いマークはアケボノゾウが発見された四手の位置です。大きなゾウはアケボノソウらしく長い牙をつけています。何世代も繋がりにぎわっていく町の姿をイメージしました。
A120「個性象」笠谷奈那
個性象は、自分らしさのお面を表現しました。私が制作する時、独特な発想や直感的にアイディアを膨らませて行う事が多いからです。今回は、初めてのダンボールを使いました。ダンボールは、普段の日常として荷物や引越しなどを使われる事が多いですが…自分の新たな発見やダンボールの自由な表現や面白さに注目して欲しいです。
A122「見えたシガタガゾウ」織田亜里奈
幼少期より象が大好きです。今ジャガード織物を作り、その織物で作品を作って発表しています。大好きな象が日本にいた、それも自分の住んでいる関西にいたということを知り感激でした。このアート展を教えて頂き、是非いつも作っているジャガード織物で象を作ってみたいと思いました。出てきた骨や歯からシガタガゾウの姿がだんだん見えてきた様子を白と黒の生地で表現しました。今私の知っている象とどこか違ってたのか、同じようにゆったりと多賀を歩いていたのか、そんなことを思いながら楽しく作りました。
C103「アケボノゾウのみた風」宮田昌彦
アケボノゾウが暮らした時代、滋賀県多賀の風景は?ゾウが食べたもの、聞いた音、触れた水、踏んだ土や草。ゾウは何百万年もの間おおきくその姿を変えず、その化石が出土している。タイムスリップしたかのような化石の中のDNAからイメージしそれらを読み取ってみた。
C104「びわこはたのしいぞう!」北原文平
琵琶湖は楽しいです。琵琶湖万歳!