
日本古来の象、アケボノゾウ化石が、完全に近い状態で発掘された滋賀県多賀町。2022年3月15日に国の天然記念物に指定されました。ゾウ化石が国の天然記念物になるのは日本初!そこで「滋賀多賀ゾウの里」を広く知ってもらおうと、「アケボノゾウを自由に表現しよう!!」というテーマでアート作品を募集しました。2023年3月18日から4月9日まであけぼのパーク多賀・多賀町立博物館にて開催した「第1回 シガタガゾウのアート展」には、全国から250点ものアケボノゾウ作品が寄せられました。そのほか様々な活動を通じて、国内外にその魅力を感じてもらおうと情報を発信しています。
第1回 シガタガゾウのアート展(当サイト) 文化庁 文化遺産オンライン アケボノゾウ化石多賀標本(外部サイト)
多賀町立博物館 公式サイト(外部サイト) シガタガゾウのサト について(外部サイト) アケボノゾウについて(外部サイト)
「おうみのれん/多賀 -かぜをつむぐー」
日時:令和7年6月28日(土)10:00~12:00
場所:あけぼのパーク多賀 学習コーナー付近
(滋賀県犬上郡多賀町四手976-2)
主催:シガタガゾウのサト祭り実行委員会
参加無料・当日受付(申し込み不要)
子どもから大人まで どなたでもご参加ください
●内容
園田さんからおうみのれんづくりのレクチャーをうけます。
みなさんで描いた作品を流木とつるしてかざります。
作品はあけぼのパーク多賀で常設展示。
2026年3月の「第2回シガタガゾウのアート展」で出展の予定です。
●教えてくれる人
園田源二郎さん(絵描き/俳人)
「 おうみのれん/多賀 かぜをつむぐ 」
おうみのれん。
漢字で書くと「 近江野漣 」
-ここ近江の地から何かさざなみがおこりますように。
という祈りをこめて名付けました。
新しい地平へ、のれんをくぐって。
蒲生からはじまった、おうみのれんワークショップ。
近江の各地へゆっくりとひろがりはじめています。
こんかいは、多賀の地で。
どんな色やかたちがうまれるでしょう。
それぞれの心の中にあるひとかけらを表現する。
一枚一枚が、唯一無二の作品です。
どうぞこの機会をきっかけに
描いたり、つくったり、
表現することを楽しんでくだされば幸いです。
風の中にのこる、
はるか昔のゾウの足音に
耳をすませながら。
園田源二郎
プロフィール
園田源二郎 Genjiro Sonoda
滋賀生れ 絵描き/俳人
絵とことばのあいだをゆきつ戻りつしながら、
制作活動をおこなっている。
近年は、ことばと絵を合わせた空間インスタレーション作品もてがけている。
最近の活動
2025 神戸ロッコーミーツアート2025参加
2025 個展 「 はからずも 」 chignittagallery/大阪
2025 シブヤアートアワード大賞展 渋谷賞 ELEPHANTGALLERY/東京
2024 brillia art award 大賞展 brillia art gallery/東京
2024 野口謙蔵記念館 アーティストインレジデンス/滋賀
2023 個展 「 かそけきもの 」 gallery04街区/大阪
2023 くろよん60アーティストインレジデンス招聘作家 信濃大町・黒部ダム/長野
2022 ロッコーミーツアート芸術散歩 特別賞
2021 brillia art award グランプリ受賞 東京建物八重洲ビル/東京
2020 宮本三郎デッサン大賞展 宮本三郎記念館/石川・東京
俳句 芝不器男俳句新人賞 特別賞 など

3月は、シガタガゾウ月間!
2025年3月15日(土)
「シガタガゾウのつどい~エレファント多賀ファンと~」
「シガタガゾウのつどい~エレファント多賀ファンと~」
無事終了いたしました。
日時:令和7年3月15日(土)午後2時~午後4時30分
場所:多賀町中央公民館 多賀結いの森
(滋賀県犬上郡多賀町久徳160-2)
主催:シガタガゾウのサト祭り実行委員会 協力:多賀町教育委員会
【第一部】シガタガゾウの座談会
時間:午後2時~午後3時30分頃(休憩有)
会場:ささゆりホール(館内)
登壇者:
・高橋 啓一 氏(滋賀県立琵琶湖博物館名誉館長)
・小早川 隆 氏(前多賀町立博物館館長 アケボノゾウソムリエ)
・高橋 進 氏(多賀町立博物館館長)
・神谷 利男 氏(第1回「シガタガゾウのアート展」プロデューサー)
・中川 信子 氏(シガタガゾウのサト祭り実行員会会長)
司会:小島 櫻 氏
内容:アケボノゾウ化石発掘から、国の天然記念物になるまでの壮大なプロジェクトに関わって来られた先生方のお話が伺えます。そして、アケボノゾウとナウマンゾウがいる「デラックスなまち」の魅力を多くの人に共有する方法を多賀小学校、大滝小学校6年生の地域学習で考え取組んできたことを紹介します。また、町外に広く発信する手段として2023年に開催した「第1回シガタガゾウのアート展」から、全国ナウマンゾウサミットに参加したお話、そして、これからについて、ゾウを熱く語ります!
【第二部】ゾウとまなびの体験ひろば
時間:午後3時30分頃~午後4時30分 会場:ホワイエ(館内)
内容:●アケボノゾウ化石のことゾウのまち多賀をアピールするためにどんなアイデアがあるか、展示や体験を通して一緒に考えます●同時期開催の展示をみて、意見交流などを行います
※登壇者、時間、内容等は変更することがあります。
【展示】「エレファント 多賀ファンと」(地域学習6年生キャッチコピー採用)
期間と場所:
【前期】令和7年3月1日(土)~3月12日(水)[休館日:10日(月)]
あけぼのパーク多賀 内 学習コーナー
(滋賀県犬上郡多賀町四手976-2)
【後期】令和7年3月15日(土)~3月27日(木)[休館日:16日(日)、17日(月)、20日(木・祝)、24日(月)]
多賀町中央公民館 多賀結いの森 内 ギャラリー
(滋賀県犬上郡多賀町久徳 160-2)
内 容:
●多賀小学校・大滝小学校6年生の地域学習「多賀町をPRしよう!」で考えた「エレファント多賀ファンと」をキャッチフレーズに、アケボノゾウ化石・ナウマンゾウ化石のブランディングをして発表した動画やその展示●シガタガゾウのサトの取組みや、第1回シガタガゾウのアート展の作品一部の展示など
※期間、内容等は変更することがあります。
シガタガゾウのサト祭り実行委員会は、これからもアケボノゾウ、ナウマンゾウの周知および多賀町の地域活性を目的として活動してまいります。今後ともご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
シガタガゾウのサトまつり実行委員会 事務局:多賀町立博物館
〒522-0314 滋賀県犬上郡多賀町四手 976-2 電話 0749-48-2077 Fax 0749-48-8055 メールアドレス museum@town.taga.lg.jp
「第2回シガタガゾウのアート展」2026年春開催予定!

日本古来の象・アケボノゾウ化石が、完全に近い状態で発掘された滋賀県多賀町。2022年3月15日に国の天然記念物に指定されました。ゾウ化石が国の天然記念物になったのは日本初!皆様に知っていただこうとアケボノゾウ化石多賀標本をテーマに開催し、250点ものゾウ作品が集結して大好評を得た「第1回シガタガゾウのアート展」(2023年)に引き続き、現在、「第2回シガタガゾウのアート展」を2026年春に開催しようと鋭意計画中です。開催の折には、また皆様から様々なゾウ作品を募集したいと思いますので、今から作品製作の計画をお願いいたします。作品を作る方も、作品を観る方も、2026年春に多賀にお集まりください。どうぞお楽しみに!!(2024年7月現在、開催は予定ということでご容赦ください。)
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開催予定:2026年3月~4月
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応募部門:平面・立体・映像
ご質問は、下記までお問い合わせください。
事務局:多賀町立博物館(あけぼのパーク多賀 内)
TEL:0749-48-2077 MAIL:shigatagazou@gmail.com
「第1回 シガタガゾウのアート展」グランプリ作品

C102「アケボノゾウ えかきうた」西村 有理
アケボノゾウの絵描き歌です。滋賀県の山々を思い浮かべて作りました。

【映像の部】
C101「アケボノゾウを描きながら、2023年3月」えむらけ
江村空な、江村海の、江村安海、江村耕市の家族4人で一緒にアケボノゾウを描きました。描きながらいくつかの会話とともに聞こえてくるいろんな音が録音されました。2023年3月の記憶と記録です。

【平面の部】
B121「わたしはわたしなの」槙 倫子
誰も見たことが無い「しがたがぞう」、自由に描いてみました。そして版画の技法上、偶然性も手伝って「これってゾウなの?」てなる作品が出来ました。いやぁ、楽しかった!
「ぞうってこんなんちゃうでしょ?」と言われそうですが、いいの、いいの!この子が言うんです「わたしはわたしなの」って。

【立体の部】
A107「surface -アケボノゾウ、時空を超える-」奥田 誠一
約180万年前に、滋賀県多賀の地に生息していたアケボノゾウが、時空を超えてよみがえります。作品の形態は、浮き上がる(surface)アケボノゾウのイメージです。素材は、日本のゾウなので和紙を使用。和紙の燃え残った断片を重ねて成型しています。表層(surface)で覆われた、中が空洞の構造です。表層の文様は、感情や堆積する時間やデータの渦を表します。今、アケボノゾウの生きた姿を見ることはできませんが、残った骨の化石が生前の姿や生態を示すように、燃え残った和紙の断片でその雄姿を表現しました。床面の円形は、展示会場のフロアと一体となり、立体となった頭部は中空で、その内部は無数の焦げ穴により会場空間と繋がります。今もアケゾノゾウは、私たちと共に在るのです。アケボノゾウも人も、限られた命の灯を精一杯燃えあがらせ、やがて消えていく存在ですが、共にその精神は、時空を超えて未来に繋がっているのだと思います。
『かつて琵琶湖にはゾウがいた!?古生物学者 高橋啓一さんに聞きました』
「滋賀のええトコ」情報を集めて発信してくださっている『しがトコ』さんで取材された記事(2019年10月15日)のご紹介です。(外部リンク)
[special thanks to しがトコ様、琵琶湖博物館・高橋啓一 館長(当時)]
お問い合わせ
〒522-0314 滋賀県犬上郡多賀町四手976-2
シガタガゾウのサト祭り実行委員会 事務局
(多賀町立博物館内)
Email:museum@town.taga.lg.jp TEL:0749-48-2077